2019年クラブ選手権競技優勝は長島英樹選手、2016年以来2度目の戴冠と成りました。
長島選手曰く、今後はクラブの代表として恥じないゴルフをして行きたいと語ると共に、倶楽部対抗戦に於いても当クラブの存在感をアピール出来るように、努力したいと抱負を述べております。
< 2019年クラブ選手権優勝・長島英樹選手 >
富士コース1番ホールのティーングランドにて撮影
今日ほどシビレた試合は無かった、これが開口一番長島選手の口をついて出た言葉でした。これまでこの様なビッグタイトルへの挑戦は、5度目と言う事ですが、その戦歴の中で一番緊張した試合だったと、長島選手は振り返りました。
箱根コースから丹沢コースを回る18ホールズでは、取って取られての攻防が続き、終わってみれば両者オールスクエアの状態でした。
勝負の行方は、富士コース9ホールにかかっていました。
先ず富士コース1番ホールで、先制したのは奥津選手でした。この状態が6番ホールまで続いていたのですが、この膠着状態を打ち破ったのが、7番で1つ取った長島選手でした。
長島選手は更に8番でもう1つ取り1UPとした事から、最後の最後9番ホールが大きな山場と成ったのです。奥津選手の反撃も期待されましたが、両者パーで分けた事から優勝は、1UPで長島選手が獲得する結果と成りました。
27ホール目に決着する大変タフな戦いでしたが、これぞクラブ選手権決勝に相応しい、素晴らしい闘いでした。
富士コース1番ホールでのティーショット
奥津選手はこの競技期間に入ってからと言うもの、ドライバーショットの不調に悩んで来ました。何とか調子を取り戻そうと懸命に努力するものの、不調は待った無しの状態で、それも最悪な事にどん底が決勝日に来ようとは。
勝負どころと成った富士コースの7番と8番の敗因は、ドライバーショットが暴れてしまった事に有ると、奥津選手は自己分析しております。
この状態を立て直し来年またチャレンジ出来たらしたい、と言葉少なに語る奥津選手には疲労感が漂っていました。
しかし調子が悪くとも最後まで諦めない奥津選手の挑戦が、当クラブ選手層のレベルを上げる役割を果たしているのだと、言えるのでは無いでしょうか。
両者の活躍に拍手を送りたいと思います。お疲れ様でした。